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2023年 9月 13日 過去問の復習方法 〜井上〜

こんにちは!

担任助手2年の井上布武です!

9月になっても暑い日が続いていますね。学校も始まったと思いますが、夏休みの勢いを落とさずに勉強しましょう!

 

受験生のみなさんは夏休みで過去問を解き終え、自分の苦手な単元の演習に励んでいることと思います。(まだ過去問が終わっていない人は早急に終わらせましょう!)

過去問や苦手な単元の演習をする上で、何よりも大事なのは復習です。なぜなら、過去問などの演習の目的は「解くこと」ではなく「解けるようになること」だからです。

夏休みも終わって焦りもあると思いますが、復習を蔑ろにすることは絶対にやめましょう。しかし、時間が貴重なのも事実なので、今回は復習のポイントと効率的な復習方法を紹介しようと思います!

 

まず、復習する上で一番大切なことは、「間違えた原因をはっきりさせること」です。

英語だったら、

①単語や熟語が分からなくて読めなかった。

②文法が分からなくて読めなかった。

③直訳はできていたけど、全体として言っている意味が分からなかった。

④読めていたけど答えの導き方が間違っていた。

など、間違える原因にも種類があります。それによって解けるようになるためにするべき勉強が変わってきます。

①や②だったら単語、熟語、文法の基本的な知識を復習した方がいいです。③は長文を読む練習が不足している可能性があるので、全訳のついている長文を精読してみる練習をするといいです。④は解答の鍵となる部分の見分け方や解答のまとめ方を勉強しなければいけません。

これは英語だけでなく、どの教科にも当てはまります。

数学だったら、

①問題の解釈ができなかった。

②方針が間違っていた。

③場合分けや条件付けが不足していた。

④計算ミスをしていた。

など、物理だったら、

①現象の理解ができていなかった。

②どの公式を使えばいいか分からなかった。

③計算ミスをしていた。

など、挙げればキリがありません。

こういったことをしっかり分析することで、できなかったことをどう改善するべきかがはっきりします。そこまで含めての復習です。

 

実際に間違った原因を考えてみると、なぜ間違えたのかが分からないという人がいるかもしれません。その人は意味のない復習になっている危険があります。

では、どうすれば正しい分析ができるようになるのか、そのポイントは「解くステップを意識して解く」ことです。そう、復習の質は演習中に決まっているのです。

どういう事かというと、何も考えずに問題を解いていたら、後で間違えた原因を考えても分からないという事です。

自分がどういう方針を立ててどういう式に当てはめてどういう計算をしているのか。どういう現象が起きてるからどの公式を使って計算するのか。問題を解くときに筋道を立てて考えることで、どこで間違えたのかが分かりやすくなり、復習の質と効率が上がります。

復習がうまくできないという人は、解くときから意識して解いてみるといいと思います。

 

夏が終わり、受験まで半年を切りました。

過去問や苦手な単元の演習を効率よく行い、志望校合格を掴みましょう!