天王山を制す受験生になるために 〜井上〜 | 東進ハイスクール 中目黒校 大学受験の予備校・塾|東京都

東進ハイスクール 中目黒校 » ブログ » 天王山を制す受験生になるために 〜井上〜

ブログ

2025年 6月 15日 天王山を制す受験生になるために 〜井上〜

みなさんこんにちは!

担任助手の井上布武です!

気温も高くなってきて、いよいよが来るぞって感じでワクワクしますね!

「夏は受験の天王山」という言葉は聞いたことがある人が多いと思います。天王山とは、豊臣秀吉が明智光秀を討った山崎の戦いにおいて、ここを占拠した方が戦いを有利に進められるという重要な拠点となった山で、「勝敗や運命の重要な分かれ目」という意味で使われます。

つまり、大学受験においても夏を制した者が第一志望校合格という勝利に大きく近づくということです!

今回は、どうやって夏という天王山を制するのかについて書きたいと思います!

 

まず、なぜ夏が受験の天王山なのでしょうか。

それはズバリ、夏は勉強時間がたくさん取れるため学習量に差が出やすいからです。夏休みは約40日間ありますが、毎日15時間勉強したら約600時間になり、これは入試本番までの勉強時間の約30%に当たります。ここで一日の勉強時間が10時間ほどになってしまうと、200時間ほどの勉強時間が失われるということになります。大学受験は決められた合格者の枠を取り合う戦いであり、他の人と同じだけ頑張っても意味がなく、ライバルと差をつけなくてはいけません。そのため、夏という勉強時間に差がつきやすい時期にどれだけ勉強時間を確保したかが、志望校合格を大きく左右することになります。

もちろん、勉強の質も大事ではあります。たとえ15時間机に向かっていたとしても、集中していない時間があったり寝てしまったりしていては意味がありません。ですが、それは勉強の量を疎かにしていい理由にはなりません。逆転合格を目指すには、圧倒的な勉強量と質どちらも確保する必要があります。

 

では、夏という天王山を制するにはどうすればいいのでしょうか。

それは、夏に向けて今からしっかりと準備をしていくことです。山崎の戦いにおいて、秀吉は本能寺の変を知ってから光秀の想像以上の速さで引き返してきたので、光秀は十分な態勢を整えることができず敗れてしまいました。つまり、天王山に至るまでの過程でも大きく勝敗を分けていたということになります。

大学受験においても、夏になってから急に頑張り出すのではなく、今から夏を制することができるように準備をしていくことが大切になります。今15時間勉強ができていない人が、急に夏を迎えたらできるようになるなんてことはありません。このことに危機感を持たずに今の状態で夏を迎えてしまうと、夏休みの間に勉強時間を少しずつ増やして行けたとしても、夏休み初日から最大限勉強することができた人には大きく差をつけられてしまいます。

ですが、今ならまだ間に合います!

今は10時間ぐらいしか勉強できていない人も、夏に向けて少しずつ勉強時間を増やしていければ、夏休み初日から最高のスタートダッシュを切ることができます。具体的には、朝や夜などの自宅での学習時間を増やしていくことが大切です。夏休みは校舎が空いているのが14時間なので、食事の時間等を考慮すれば13時間程度です。朝や夜の時間で、最低2時間は家での学習が必要になります。家での学習に課題を感じている受験生も多いと思いますが、夏休みへの危機感と家で頑張る必要性を感じていれば少しずつできるようになるはずです。夏に向けて、今のうちに朝から勉強する習慣をつけていきましょう。

 

夏休みに学習する内容については、担任や担任助手が一人一人に合わせて指導していきますし、6月にやるべき学習内容についてはHRや18日の塩原校舎長のブログでもお話しします。ですが、それをやり切れるかどうかは皆さんの頑張り次第です。

大学受験という人生における大きな戦いに勝利するために、今から自分の限界を更新して、天王山である夏を制しましょう!!!

トップバナー

夏期特別招待講習
4講座無料招待受付中!