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2025年 9月 20日 大学紹介『東京大学』~後編~

こんにちは!担任助手1年の森です。

夏休みはもう明けた人が多いと思いますが、この夏休みは有意義に過ごせたでしょうか?僕はサークル活動や東進での活動でとても忙しい日々を過ごしています。東京大学の夏休みは9月末までなので大学特有の長めの夏休みを満喫しています!

今回は前回の東大紹介の続き、後編です。

東京大学には進振り制度という特殊な学部の選択制度があります。かんたんに言えば、1,2年生のうちは幅広い学問を学んで、3年生から興味のある学部に進学して専門性の高い勉強をするという制度です。この制度は成績が低いと希望の学部に入れないことがあるという欠点はありますが、興味のある学問分野が定まっていない人にはとても良い制度といえます。

僕もこの進振り制度の恩恵を受けている一人です。僕は今、文科二類に所属しています。この科類の多くの人は経済学部に進学する予定ですが、中には工学部や法学部に進学する人もいて、僕も将来にあまりこれといった選択肢を持てていません。その中で教養課程で受けられる授業、中でも特に自由選択科目はA~F系列までジャンル分けされており、

A系列は「思想・芸術」

B系列は「国際・地域」

C系列は「社会・制度」

D系列は「人間・環境」

E系列は「物質・生命」

F系列は「数理・情報」という区分の授業になっていて

教養課程にいるすべての学生が文系寄りのABC系列から、理系寄りのDEF系列まで幅広い授業を選べます。

今回はその中でもあえて、文系の僕から見て面白いと思う授業を理系分野に絞って3つ紹介したいと思います。

1.惑星地球科学

地球気候の形成・変動と大気海洋システムについて学ぶ、いわば高校で習う地学と地理の延長のような学問です。特に近年問題視されている「地球温暖化」に密接にかかわっている学問のため、近年注目度が増してきています。理系分野の学問の中でも国際社会の問題を取り扱うため政治学や国際関係論といった文系の人気分野に進もうと考えている人にもお勧めできる授業です

2.認知脳科学

この授業は様々な機能を持っている「脳」を研究対象とする神経科学について基礎的な知識から最新の知見までを学べる授業です。この分野は心理学や生物学にとどまらず、医学・工学・物理学の知識までもを応用した最先端の学問領域です。単に知識を詰め込む「勉強」ではなく、私たちがどのように考え、どのように行動しているのかを知ることのできるとても有意義な授業です。

3.モデリングとシミュレーション基礎

身の回りの複雑な現象や社会の仕組みを簡単なモデルに置き換え、数式やコンピュータを使って「見える化」する授業です。理系的な情報の分析方法を学びつつも、経済・社会・文化など幅広い分野に応用できる考え方を学べるため、文系の学生にも新しい視点を与えてくれます。

興味の持てる授業はありましたか?僕が今回のブログを通して伝えたいことは、

進学先や将来の進路に迷ったらまずは幅広い分野を見てほしいということ、そして

得意不得意だけでなく自分の興味や熱意を軸に進路を決めてほしいということです。

そして幅広い分野を学ぶ環境の整っている東京大学に少しでも魅力を感じていただけたら嬉しいです!

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