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2026年 1月 19日 偏差値の正体とは?次の模試に向けた目標点を割り出そう!〜長〜

共通テスト同日体験受験を終えた皆さん、本当にお疲れ様でした。今の実力を知って、これからの1年に気合が入っている人も多いのではないでしょうか。
模試の結果が返ってくると、どうしても偏差値という数字に目が行きますよね。偏差値が上がった、下がったと一喜一憂するのも受験生の日常ですが、実はこの偏差値、正体を知ることで最強の戦略ツールに変わります。
今回は、数学が苦手な人でもスッキリわかるように、偏差値の仕組みと判定を出すための計算方法を解説します。
偏差値って何のためにあるの?
テストの点数だけでは、自分がどれくらい頑張ったのかを正確に測ることはできません。
例えば、80点を取ったとしても、平均点が90点の簡単なテストなら、あまり自慢はできませんよね。逆に、平均点が30点の激ムズなテストで80点を取ったら、それは大金星です。また、点数のばらつき具合もテストによってさまざまです。同じ平均点50点のテストでも、ほとん全員が50点付近に分布しているテスト、0点から100点まで幅広く受験者の点数が分布しているテストでは、80点の凄さが変わってきます。80点より上に分布している人がほとんどいない前者のテストで80点を取った方が、よりすごいということになるのです。このように、テストによって平均点も点数のばらつき具合も異なるため、単純に比べることができません。だから、それを比べるために作られたのが偏差値なのです。
色々ごちゃごちゃ説明してきましたが、要は集団の中で自分が上位何パーセントに位置しているのかを測るための概念が偏差値になります。偏差値は、テストの難易度に関わらず、集団の中で自分がどの位置にいるかを公平に判断するためのものさしとなるのです。
偏差値を決める数式
偏差値は、以下の式を使って計算されています。少し難しそうに見えますが、仕組みはとてもシンプルです。
偏差値 = (自分の得点 - 平均点) ÷ 標準偏差 × 10 + 50
この式に出てくる標準偏差とは、そのテストを受けたみんなの点数のバラつき具合を表す数字です。平均点付近にみんなが固まっていれば標準偏差は小さくなり、点数が広く散らばっていれば大きくなります。
この式を見ると、平均点と同じ点数を取った場合、分子が0になるので、偏差値はちょうど50になることがわかります。
なぜ偏差値を10上げるには標準偏差分の点数が必要なのか
よく、偏差値を10上げるには、標準偏差と同じだけの点数を上乗せすればいいと言われます。これがなぜなのか、先ほどの式を使って考えてみましょう。
もし、今の点数に標準偏差と同じ点数をプラスしたとします。すると、式の分子にある(自分の得点 - 平均点)の部分が、ちょうど標準偏差一つ分だけ増えることになります。
算数の割り算で考えると、分母と分子が同じ数字になれば、その値は1になりますよね。つまり、標準偏差分だけ得点がアップすると、式の(得点 - 平均点) ÷ 標準偏差の部分が、今よりちょうど1増えるのです。
この1に、式の後ろにある10を掛けるので、結果として偏差値はぴったり10アップします。数学的に裏付けられた、確実なルールなのです。
判定から逆算して次の模試の目標得点を決めよう
みなさん次の模試を受けるときに判定を上げたいと思ったことはありませんか?そこでこのルールを知っていると、志望校の判定を上げるためにあと何点必要なのかが具体的にわかります。
例えば、今の自分の偏差値が50で、C判定に必要な偏差値が55だとしましょう。あと偏差値を5上げる必要があります。
もし成績表に書いてある標準偏差が20点だった場合、偏差値を10上げるには20点必要です。今回はその半分の偏差値5を上げればいいので、必要な点数も半分の10点ということになります。
あと偏差値を5上げなきゃと思うと大変そうですが、あと10点分だけ正解を増やせばいいと考えると、なんだか手が届きそうな気がしてきませんか。
数字を味方につけて、最高の1年にしよう
模試の結果を見て、ただ判定に落ち込むのはもったいないことです。偏差値の仕組みを理解して、あと何点取れば判定が変わるのかを冷静に計算してみてください。
標準偏差を知ることで、大問1つ分頑張ればいいのか、それとも基礎からやり直して全体の底上げが必要なのか、具体的な作戦が見えてきます。
受験まであと1年。数字を味方につけて、戦略的に合格へと突き進んでいきましょう。皆さんの挑戦を、心から応援しています。










