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2025年 6月 5日 受験勉強と学校の勉強を両立させる攻略法 〜長〜
【授業中を活用した定期試験攻略法】
今日のテーマは、定期テストとの向き合い方。特に高校1年生・2年生の皆さんに向けて、授業時間を駆使して高得点を狙う方法をお伝えします。
ちょうど6月に入り、来月には期末テストが控えている学校も多い頃でしょう。
「まだ受験じゃないし…」 「試験直前に頑張れば赤点は回避できるでしょ」
そんなふうに思っているなら、今すぐ意識を変えましょう。 この時期の過ごし方が、1年後、2年後の受験本番に直結します。
目次
授業中たった10分工夫するだけで点数を爆上げ
結論から言います。そこそこいい成績を取るだけなら、テスト勉強は授業中で完結させられます。
私は、高校3年の2月(共通テストが終わって受験真っ只中の時期)、最後の学年末試験で評定平均8.5を達成しました。当然のことながら授業外での定期テスト対策は一切していません。
その秘訣は、授業の使い方にあります。 具体的には、授業開始後の5分と、終了直前の5分。 この授業の中の10分を意識的に活用することで、試験前に焦らずとも高得点が取れるようになります。
授業開始後の5分:復習こそが最強の記憶術
授業が始まってすぐの時間
この5分間を使って、前回の授業内容を頭の中で思い出してみましょう。 ただノートを見返すのではなく、「前回は何を学んだのか」「今でも覚えていることは何か」「あやふやなところはどこか」を、頭の中で確認する時間にするのです。そして、実際にノートを開いて前回何をやったかを確認します。
人間の記憶は、思い出すことで定着します。 ここでしっかり復習してから授業に入ると、新しい知識と前の知識がリンクしやすくなり、理解の深さが段違いになります。
授業終了直前の5分:思い出すための引き出しを作る
授業の最後の5分間
この時間を使って、今回の授業の復習をします。 「何がポイントだったか」「これは覚えておこう」という意識で頭の中で授業の内容を反芻すると、記憶の引き出しが明確になります。
このように、授業の最初と最後に思い出す時間を作ることで、テスト直前に焦ってノートを見返す必要はほぼなくなります。
試験勉強と受験勉強は両立できる
定期試験の勉強を言い訳に東進の受講を止めていませんか? それ、めちゃくちゃもったいないです。
学校の勉強はできるだけ学校で済ませたほうがいいです。私は、宿題などの課題は出された瞬間にその授業内、もしくは別の授業の暇な時間でなるべく終わらせるようにしていました。授業中に宿題や定期試験に向けた勉強を全て済ませてしまうという目標を立てると、つまらなかった授業がたちまち有意義な勉強時間に変わります。また、教科書を読んだり、前回までのプリントめくったりしながら授業を聞くことで、より集中して授業を受けることができるのです。
授業中に必要な勉強を終わらせられれば、あとは受験勉強に専念できます。幸い、数学や英語といった授業時間外でどうしても勉強しなければ定期テストで点数が取れないといったような教科に関しては、受験勉強として勉強することができます。授業をうまく活用することで東進での勉強も滞りなく進められるような余裕を持ちましょう。
授業の内容が受験にも生きる
ここまで読んで、「受験には関係ない科目は手を抜いてもいいのでは?」と思った人、少し待ってください。
実は、早慶・旧帝大などの難関大学では、文理の垣根を越えた教養が問われることが増えています。 たとえば、慶應の小論文では哲学や科学、医療や社会問題など多分野にまたがるテーマが出題され、それについての深い考察力が求められます。また、早慶の英語長文で扱われるトピックには、文化やテクノロジー、環境や戦争といった、一発で英語で理解するには難しい読解が出題されます。
こうした問題を解くには、学校の直接は受験に関係ない科目で扱われる何気ない知識や先生の一言が大きなヒントになります。 つまり、授業はちゃんと受けて、その内容を理解しておいたほうが良いのです。
今すぐに始めよう
高校1・2年生のこの時期は、まだ受験が遠く感じられるかもしれません。 でも、実力は「意識した日」から変わります。
テスト直前の短期決戦ではなく、日々の授業の中でコツコツ積み上げることが、結果として受験の強さにつながるのです。
7月の期末試験、今までと同じように過ごすか、 目的意識を持って勉強に臨み、一歩先を行くか。 行動を変えられるのは、あなただけです。
自分の満足のいく結果が得られるように、今日から行動を変えていきましょう。