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2025年 5月 7日 周りと差をつけよう!~長幸村~
高校1・2年生のみなさんに、どうしても伝えたいことがあります。それは、「5月から本気で動き出した人だけが、本当に周りと差をつけられる」ということです。
受験の現実を知っていますか?大学受験は、想像以上にシビアな世界です。たとえば、一番最初に志望した大学の合格を勝ち取れる人の割合はわずか10%程度。つまり、10人のうち9人は、途中で志望校を落としたり、試験で落ちてしまって合格にたどり着くことができなかったりするという現実があります。
しかも、競う相手はクラスメイトや塾の友達だけではありません。全国の同学年、何十万人もの高校生たちと競争するのが大学受験です。新学年の皆さんであれば、周りにいる同じ志望校を目指す10人の中でいちばんの努力をしなければ第一志望校への切符を掴むことはできません。だからこそ、今から本気で動き出す価値があるのです。
私自身の失敗から伝えたいこと
正直に言うと、私は高校1・2年生のころ、部活を言い訳にして勉強をほとんどしていませんでした。
「部活が忙しいからしょうがない」「引退してから本気を出せばいい」
そんなふうに思って、ほぼ何も手をつけないまま過ごしてしまったのです。
そして迎えた高校3年生、周りが既に積み上げてきた実力との差に、愕然としました。
追いつこうと必死に努力しましたが、あのときの焦りと苦しさは今でも忘れられません。
ただ、そんな中でもなんとか戦えたのは、唯一、英語だけは高2までの間に完成させていたからです。英語の基礎が固まっていたことで、ほかの科目に後から集中でき、ギリギリ第一志望校に手が届きました。
この経験からはっきり言えます。「やっておけばよかった」と後悔するくらいなら、今、少しでも動き始めるべきです。
なぜ5月からのスタートが重要なのか?
① 「本気の夏」に向けて体力を作るため
夏休みは、受験において最も重要な時期です。しかし、今から少しずつ勉強の習慣を作っていないと、夏にいきなり全力を出すのはまず無理です。
5月から地道に積み重ねることで、夏に本気を出せる自分が作れます。
② 夢や志が努力を支える
受験は、途中で必ず苦しくなります。そのとき、「自分は何のために頑張るのか」という想いがなければ、心が折れてしまいます。まだ具体的な夢が見つかっていない人も、興味のあることを探し、少しでも「これをやってみたい」という気持ちを育てておくことが大切です。そのためにも、志作文を書いておくことを強くおすすめします。
③ 大学受験は、努力に対して最もリターンが大きい勝負
大学は種類も数も非常に豊富で、挑戦のチャンスも多くあります。努力を重ねれば、人生の選択肢を大きく広げることができる。一方で、自分の学力を的確に把握し、安全校まで受けていれば、どの大学にも受からなかったなんてことになることはほとんどないです。つまり、ローリスクハイリターンな挑戦ができるんです。こんなにコストパフォーマンスの良い挑戦は、ほかにはなかなかありません。
そして、今動き始めることが、未来を大きく変える第一歩になります。
部活生へ伝えたいこと
私もかつてそうだったのでよく分かります。
「部活が忙しいから、勉強は後回し」
と思ってしまう気持ち。
でも、そこで少しでも行動できるかどうかが、後々、自分を大きく助けることになります。部活帰りに10分でも塾に寄ることを意識してください。
単語帳を1ページ開くだけでもいいです。数学の問題を1問だけ解くも構いません。毎日塾に足を運ぶ習慣をつくることが、受験生への第一歩です。
最後に
大学受験は、全国の同世代と真剣勝負できる最後のチャンスであり、努力が結果に結びつきやすい挑戦であり、自分の未来を大きく広げられる機会です。
ですが、その舞台に立てるのは、今この瞬間に、動き出した人だけです。
高校1・2年生の今なら、まだいくらでも間に合います。ぜひ、未来の自分に誇れるような選択をしてください。心から応援しています。