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2025年 8月 18日 部活と受験を両立して最強の受験生になる方法〜長〜
こんにちは!1年生担任助手の長幸村です。今回は部活と勉強の両立についてお話しします。
私は、部活にどっぷり浸かった高校生活を送っていました。部活は週5回あり、部活として掲げていた目標も高かったので、正直勉強する時間なんてほとんどないし、このままで大丈夫かと不安に思うこともありました。
でも、結論から言うと、部活も勉強も両立することは可能です。むしろ、部活を頑張った経験は、受験勉強において最強の武器になります。
「部活も勉強もどっちも中途半端になるんじゃないか?」 「周りの受験生に比べて出遅れてる…」 「もう引退まで時間がない…」
そんな不安を抱えているあなたに、私が実践してきた部活と勉強を両立させるためのコツを、全部教えたいと思います。部活で培った経験がどう受験に活かせるか、そしてどうすれば自分を信じて最後まで走り抜けることができるか、私の経験に基づいてお伝えします。
1.夢・目標を明確にしよう。
勉強と部活を両立させる上で、一番最初に、そして最も重要なのが夢を明確にすることです。
私の場合、ラグビーでは「都大会ベスト8」、勉強では「一橋大学に入って、将来は総合商社に入り、世界中で活躍する」という目標がありました。
「都大会ベスト8」は、ラグビー部員全員の叶えたい目標でしたし、 「外務省の官僚」は、自分自身の漠然とした憧れから生まれた将来像でした。
こうした叶えたいと心から思える目標を持つことが、何よりも強力な原動力になります。なぜなら、目標があるからこそ、苦しい時でも踏ん張れるからです。
もちろん、最初から壮大な夢を持つ必要はありません。 「志望校に合格して、〇〇大学のキャンパスを歩く自分」 「試合で得点を決めて、チームメイトと喜びを分かち合う自分」 「資格を取って、憧れの仕事に就く自分」 なんでもいいです。
大事なのは、「自分が本当に叶えたいと思う目標」「こうなりたいと心から思える自分」を見つけることです。それが、あなたがつまづきそうになったときに、前を向くための道しるべになるはずです。
2. 賢く時間を使おう。
「部活が終わって家に帰ると、だらだらするか寝てしまう…」 これ、部活生あるあるですよね。私もそうでした。
でも、部活が終わってからが受験勉強の本番なんです。その時間をどう過ごすかで、周りの受験生に差をつけられます。
私は、部活が終わったら家に直行せず、そのまま塾に直行することを徹底していました。 最初は早く家に帰ってベッドに寝転がりたくてどうしようもありませんでしたが、これが本当に効果的でした。 家に帰るという選択肢をなくすことで、今日はもう勉強しなくてもいいかなという甘えをシャットアウトできます。
眠くなったら、水を飲んだり、一旦席を立って外を数分散歩したりしてリフレッシュするのもおすすめです。本当にどうしようもない時は、教科書や英文を音読してみてください。声に出すことで眠気が覚めますし、脳も活性化されます。
そして、塾に着いたら「今日、これだけは絶対にやるぞ!」という目標を一つだけ設定してください。 例えば、「英語の講座を1コマ受講する」「数学の問題集を10題解く」など、大変だけれど頑張れば時間内に終わらせられるような目標です。
部活も勉強も、毎日の小さな積み重ねが大きな成果につながります。 部活で毎日素振りをしたり、パス練習をしたりするように、勉強も毎日続けることが大事です。 毎日やったことの振り返りも忘れずに行いましょう。 部活と同じように、「なぜ今日はできなかったのか」「逆に、どこがうまくいったのか」を分析することで、勉強の質を上げることができます。
部活をやっているあなたは周りのライバルよりも、使える時間が少ないかもしれない。 でも、量で負けるなら、質で凌駕すればいいんです。 常にどうすればもっと効率的に学力を上げられるかを考え続けてください。 この考える力は、部活で培った戦術を練る力や、自分の弱点を分析する力と全く同じです。 これをできる人が、部活でも勉強でも成功するのだと、私は確信しています。
3. 勉強を好きになろう。
「勉強はつまらないもの」「やらなければいけないもの」 そう思っていると、受験勉強は苦痛でしかありません。
でも、本当にそうでしょうか?
私は、勉強を「未知の世界を知る冒険」だと思っていました。 歴史の教科書を読めば、昔の人々の暮らしや考え方に触れることができる。 数学の問題を解けば、論理的に物事を考える力が身につく。 英語の長文を読めば、海外の文化や考え方を学ぶことができる。
塾に来ると、同じように夢に向かって頑張っている仲間がいる。 友達と「あそこの問題、どうやって解いた?」と教えあったり、先生に質問したり。 そうやって、新しいことを学び、自分の知識が増えていくのが、なんだか楽しくて仕方なかったことを覚えています。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、勉強が好きになれば、自然と成績は上がっていきます。 最初は楽しいと思えなくても大丈夫です。 「塾に来ると仲間がいて楽しいな」とか、「この教科は得意だから楽しいかも」といった、小さなポジティブを見つけていくことから始めてみてください。
4. 自分を褒めまくろう。
部活でも、最初は小さな成功から始まりますよね。 「パスがうまく通った!」「新しい技ができるようになった!」 そうした成功体験が、次の練習へのモチベーションにつながります。
勉強も同じです。 いきなり大量のノルマを設定したり、難しい問題集に手を出して挫折するのではなく、スモールステップで始めましょう。
「今日は塾に足を運んだ自分、えらい!」 「机に向かって教科書を開いた自分、よくやった!」
こんな風に、小さなことから自分を褒めてあげてください。 そうすることで、勉強に対するハードルが下がり、「よし、今日もやってみるか!」と前向きな気持ちになれます。
小さな成功体験を積み重ねていくうちに、いつの間にかあなたは、大きな壁を乗り越える力を手にしているはずです。
5. 自分を信じよう。
最後に、一番伝えたいことです。
自分を信じろ。
部活も受験も、途中で挫折しそうになることが何度も訪れるでしょう。 ライバルがどんどん先に進んでいるように見えて、焦ることもあるかもしれません。 でも、あなたは一度、部活も勉強も頑張ると自分で決めたのでず。
一度自分で腹を括ったのだから、最後まで自分を信じて突き進もう。
「でも、自分には才能がないから…」 「まあ今日くらいはいいか…」 そんな風に、自分に嘘をつかないでほしい。
できないことはない。やるか、やらないか、ただそれだけだ。
自分の目標に向かって、どれだけ努力したか。 どれだけ自分に厳しくなれたか。 それは、他の人の目は誤魔化せても、あなた自身が一番よくわかっているはずです。
サボったり、ズルしたりしたことは、君自身の将来を裏切る行為です。 未来のあなたを、後悔させないでほしい。
部活で泥まみれになりながらも、目標に向かって走り続けた君の姿は、誰よりもかっこいい。 その熱い気持ちを、そのまま受験勉強にもぶつけてほしい。
部活も、勉強も、どちらも本気でやり抜いた経験は、君の人生において、かけがえのない財産になります。
いますぐ、夢に向かって、今すぐ一歩踏み出そう。 私たち担任助手は、あなたの挑戦を心から応援しています。